2007年度勉強会の感想
■第一回<波頭亮先生>
・貫くべきストイックさの美学について、耳が痛いところがあり、勉強になりました。プロフェッショナル(学生としての)を深めていこうと思う。
・自分の中で普遍的な原則をもつこと。色んなリーダーシップがあること。
・「三流団体の代表をいくつもやってばかりで、ひとつのことをやりきる能力があるのか」「こういう学生が今の成功モデルになっているのだろうね」
・リーダーは、コモディティ化された価値観にそまらない、自分の羅針盤を持つ必要がある。
・リーダーシップとはそもそも何かという話は別にして、リーダーとしてのうんぬんの前に考えておくべきことが山ほどあって、でもそれを自分は考えてこなかったなということ。まず「自分はこういうことを素敵だと思う」ということさえも明らかにしていない自分に気づかされた。
・リーダーシップというよりは、いかに生きていくか、いかに筋を通すべきかを熱く語っていただき、それが波頭さんの経験に裏打ちされていて刺さってきた。今回のお話を消化するのに時間がかかりそう。
・自分が信じること、(できれば)自分しかできないことに対してリーダーシップを発揮することに意味(価値)があると考えるようになった。
・現時点ではリーダーシップを発揮する気はないし、その器でもないと思う。だけど強い心をこのまま持ち続ける気持ちは今まで以上に強まった。
・「リーダーとは金と地位に対して無欲であるべきである」という信条が波頭先生の描かれるリーダー像にあるが、強く同意する。私が描くリーダー像は、「真のリーダーとは私利私欲ではない何らかの目的のために行動を起こし、そこに私欲的メリットがなくても多くの人がその足跡を辿りたくなるような人物」。そして中西さんのようにエスタブリッシュメントから排斥に近い仕打ちを受けても正しいと思うことをやり続け、いつしか多くの学生がリスクを省みず中西さんの下で学びたいと集まってくる、そして大きな社会運動へと発展していくこの流れこそ、リーダー誕生の瞬間。波頭先生が思われるリーダー像、そしてその具体例としての中西さんを知ることができたのが今回のセッションでの最も重要な収穫。
■第二回<三枝成彰先生>
・先生のお話から分かったのは、自分の好きなことのために、徹底的な努力が大事であること。話だけなら簡単そうだが、金銭、地位、既得の業績など全部捨てる勇気と行動力がなかなか難しい。リーダーはまず自分からやりたい目標を明確にすること必須。
・人に魅力的に映るすべてを学ぶ。すなわち営業力の大切さに気がついた。
・「リーダーシップ」というテーマよりも、ひとつのことをつきつめる、という視点であった。こうした人に出会え、話を聞けたのは大変有益。ひとつのカリスマ性の在り方だと思う。
・100年後の世界をみすえること。世の中を理解し、自分で考えて像を構築すること。
・自分自身のオリジナリティ。残るものを創ること。
・自分が好きであることへの信念。思想。失うことを恐れないこと。
・世界の今を見る目。自分で悩む力。生活に対する考え方。
・「自分が好き」だと思うことを仕事にすると、自然に(自己)リーダーシップがわいてくるもの。
・努力と営業。
・オリジナリティと営業力を持つことが大切。どんな職であっても大切なことに変わりはないだろうと思った。
・何に価値を置くか=生き方と重なる働き方。人間が持つ多様性。
・お金がもうからなくても好きな仕事をすること。残せる音楽を作る。この2点を教わって、たいへん勉強になります。
・人生において幸せになれるかは、「好きな仕事を見つけられるかという事」という内容が凄い印象に残った。波頭さんの会と同様、ご自身の実践してきた事を基にお話をされていたので、大変重みがあった。しっかり自分の中で考えなおしたい。
■第三回<北谷賢司先生>
・自分自身、海外と日本の違いを学びたいという意識を持っていたので、とても参考になる話を聞く事ができた。また、北谷さんの志に大変共感。今後の人生でとても生きてくると思う。
・私は人として充実した生き方を考えるために、見つめるためにこの会に参加しているが、前にも示した通り、リーダーシップにはあまり興味がない。胡散臭い。しかし今日のディスカッションを通じて、生き方の道標は得られた気がする。
・一生を通じてどのフィールドを、「自分がリーダーシップを発揮する所」に選ぶのかは、その人が育った環境に大きく左右されると考えていたけれど、そういうわけでは決してないと感じた。自分が選んだフィールドは本当に最適なのかを考え直す必要があると思った。
・「いつ、どのように、どうして」がより明確になった。具体性が増した。
・どんな組織・環境であろうと、自分がしっかりと価値観を持ち、信念を貫かなければいけないという重みと難しさを実感。個人ではなくて、社会のwelfareを極大化することに自分がどれだけ投資できるかを考えたい。
・まずは、自分の実力をつけるべく、必死で勉強して、他に代えの利かない人となることが大切。35歳くらいまでは、勉強したり働いたりして、とにかく頑張ってみよう。chanceがあれば、海外に行く事がよいだろう。
・衣食足りて、礼節を知る事も然り、やり続ける姿勢をみせつづけることの価値。
■第四回<南場智子先生>
・自らの強さが挫折を超えた努力による成功に裏打ちされている、そんな強さのあり方を改めて感じた。
・南波さんの雰囲気を感じることができてよかった。自分も経営者になりたいと思っているので、今日の話は参考にしたいと思う。
・厳しさ・気力・体力・ねばり強さ・根性が必要。
・「責任を取る」という姿勢がすごく感じられた。
・やりぬくこと。責任をはたすという価値観の大切さ。
・テクニカルなこと。責任感。自分よりすごいと思う仲間と一緒にやる。
・人の心にスムーズに入ってくる立ち居振る舞いに感心。
・世の中に生み出した価値の大きさ。…それに伴う責任についても果たせる人でありたい。
■第五回<團紀彦先生>
・リーダーシップというより、常に堅持すべき価値観について考えさせられた。自分の肌で感じた「良いこと」とか、「素敵なこと」を追求していくことが、團先生や波頭先生のような人間を作ったのか?疑問に思う一方で、自分はもっと勉強が必要だと痛感。
・「戦略的な喧嘩→ 失脚」はいいけど、つまらない失脚はよくない。
・社会との共同性を踏まえて、個人の力を発揮していくこと。
・統一性と公共性という話はすごく新鮮で面白かった。この視点で街を見てみると違った街が見えてくるのではないかと思った。
・publicとprivateの別にとらわれない。
・自分の正義を通すこと。歴史的、生命的に物事を捉えていくこと。
・自分が正しいと思うことを拘り続ける、たとえ一人の立場に立っても、9人に対する妥協はしない。ただ、現実の世界では常に正しいことが通るわけではないので、失敗した時でもどん底に落ちるのではなく、希望を持ち続けること。
・自分の哲学を崩さない姿勢、権威や利権に頼らずしっかりと妥協せず進める力。
・公共性という感覚と調整能力:リーダーシップ。
・團先生はとても暖かい人間性をおもちで、しかもとてもお強い。強さとやさしさは表裏一体のものなのだと感じた。
・自己主張が大事。譲れないところを守る。
・publicな意識、美意識の大切さ。
・自分の感覚を信じること。その感覚がなぜ生まれたのか考えることで、自分の意見が明確になるかもしれないと、感じた。 |