2009年度勉強会の感想
■第一回<波頭亮先生>
・一番を目指すという意識、志をこんなに近くに感じたのは初めての体験。今後が大いに楽しみになった。
・自分の夢のため、「自分の分野で日本一」をめざしたい。
・波頭先生のまっすぐなご姿勢に感動した。30年後に自分も同じようなことが言えるように努力したい。
・研究の先には何も見えないと文系就職していく人が理系学生に多い中、「そんなことはない。研究の先には素晴らしい可能性が広がっていると思って欲しい」という波頭先生のお言葉に感銘を受けた。
・文系就職が理系学生の間で人気なのは、現在の大学院教育で「学生に考えさせる時間」が圧倒的に不足しているためと感じる。落ち着いて腰をすえ、長い目で研究に打ち込むには不適な環境。考える間もなく教授の駒として単純作業にひたすら従事させられ続けると、現状に不満を抱き、文系就職に走る。悲しい。なんとかできないか。
・波頭先生から直接LIPの目的をお話しいただけたことで、自分の中でLIPの意義が明確化できた。共通の問題意識を感じ、共感した。
・一人ひとりの自己紹介を誰よりも本気で聞いておられる波頭先生のお姿が印象に残った。
・身につける教養の幅を広げないとまずいと感じた。
・公益と私益のバランス感が今はまだ良くわからない。現時点ではまだ自分の幸せしか考えられない。これでいいのかと、たまに思う。
■第二回<山崎元先生>
・独立性の高い生き方は素敵だと思った。
・考え方の柔軟性、発想の転換の重要性を感じた。「自分を一つの個人商店のように考え生きていく」という発想は前向きで、とてもエネルギッシュな山崎先生らし素晴らしいお考え。自分も負けずに商店の核となるネタを醸成したい。
・「正しくて面白いことをたくさんの人に伝えたい」という先生の価値観、職業観を純粋にカッコいいと感じた。
・賛同できる。
・転職に対し少なからずネガティブなイメージを抱いていたが、山崎先生のようにアクティブに考え、戦略的に転職する生き方もありだと思い始めた。
・新卒段階ではなく、一度就職した後のキャリアのあり方に対し現実的なイメージを抱くきっかけが得られて嬉しかった。名刺代わりに30歳までに本を一冊書いてみたい。
・会社に頼りすぎず自分の価値を高めていこうと強く思った。
・28歳までにexpertiseをつけるべきという言葉が印象的。あと4年で自分も世の中に問えるexpertiseを身に着けたい。
・経済学的にリーズナブルな生き方を学んだ。
■第三回<中丸三千繪先生>
・世界のトップレベルの方は普通の人間とこんなにも違うものなのかとびっくりした。人の心に訴えかけるすごい力をもっていいらっしゃると感じた。
・圧倒された。スケールの大きさ、頂点を目指す覚悟、努力し続ける姿勢、すべてにおいて尊敬できる方。実際にご自身が今も超一流であられる点、かつ歌を通して人を幸せにするという志をお持ちである点、この二点でLIPの主旨にふさわしい正に理想的なモデルケースだった。本当に感動した。
・完全なる前向き思考を維持する精神力。世界に対し絶えずアンテナを全開で張り続ける高い好奇心。そして考えるということに非常にひたむきな真摯なご姿勢。これらに大いに感動した。是非是非見習いたい。
・同じ女性として中丸先生のお姿は大変まぶしく輝いて見えた。全てのお話がとても生き生きしており、大変魅力的だった。
・こんなにもバイタリティーの高い方にお会いしたことが無く、心から驚いた。自分も大いに頑張りたい。
・お言葉の一語一語、エピソードの一つ一つに中丸先生の人生の重みが詰まっているのを感じた。いただいたメッセージを実際に自分のものにできるかまだ自信がない。
・科学的方法論にのっとり音楽を追求しておられることに興味を惹かれた。また一方で、音楽を世界に伝えるため社会の人間的なドロドロした部分とも積極的に向き合い、それに対応していったという中丸先生の人生談は大変示唆に富み、聞き入ってしまった。傑出した能力で人々を本当に幸せに出来る限られた方だと思うので、これからも是非ご自身の素晴らしい生き方を探求していただきたいと感じた。
■第四回<岸本周平先生>
・どん底にあってもその状況を楽しさに変えてしまうことで乗り切り、這い上がる精神力、体力のすごさに度肝を抜かれた。
・何か一つの目的を達成するため「どこまで」やればいいのか、その覚悟と迫力を肌で感じることが出来た。
・官僚や政治家の方々は出世競争や権力闘争の中に身をずっとおく過程で、得てして人々の幸福のことが考えられなくなってしまうものと思っていた。しかし岸本先生にはまだ他人のことを考えようという気概を感じた。本当に素晴らしいことだと思った。
・大きな志をもち、そのために自分の力を尽くし、それを楽しむという先生の生き様は本当にカッコいいと感じた。
・「おのれの最善を他者に尽くしきる」という徳のありかたに興味を抱いた。自分も実践できるよう頑張りたい。
・明確な志をもってそれに向けとんでもない努力をされてきた姿勢に感銘を受けた。それとは別に、選挙戦のあり方をお聞きし、日本での民主主義の合理性に疑問を感じた。
・毎回思うのだが、結局人生を実り豊かに生きるためのキーポイントは二つしかないのでは。一つ目は徹底してポジティブ思考に徹し続ける胆力。二つ目は己が道を突き進む覚悟と信念。これに後は他者に対する配慮を少し取り入れたなら、人生バラ色間違いなし。素晴らしい。
■第五回<竹山聖先生>
・人間のもつ非合理性について深く考えさせられた。非合理と合理のバランスが重要だと意識した。
・「環境が才能を磨く」という示唆が印象的。人生の分岐点で先生がお考えになったことに興味:死に臨んで泣いてくれる人が自分の周りにいるか。家を建てる前後で自分の中で変わる部分についてもっとお伺いしたかった。
・ある一定ライン以上の人たちのマインドセットの仕方はある一定部分で同じな気がする。
・印象的なコメント:「35歳までは自分さえ伸びればいいと思っていた。若いうちはこのくらいの方が良い。ただしこだわるべきところには徹底的にこだわるべきで、それがひいては自身の喜びになる。」
・サイエンスの起源から都市発達の話。芸術と経済性の融合の話に興味。
・自分ならこうするという視点の重要性。
・博識さに感動。豊かな見識があのような上品な雰囲気を醸し出す一要因になっているように感じた。
・歴史、思想等に明るい先生のお話はとても面白かった。インテリがよいか悪いかはわからないが私は素敵だと思うし、色々な知識をベースに思考することは純粋に楽しいと思うので自分も教養を磨きたい。生き方、キャリアの面でも学ぶことが多かった。
・後半の文明論の話は流れが明確ですごく面白かった。「身体性」は「機能」の源でそれを実現するのが「論理性」ではないだろうか。論理で証明できない身体性による機能は本当にあるのだろうか。
・世界史に絡めた話が大変ためになった。先生方の教養の厚さは本当にすごい。話の広がりの幅に感激。Architecture = 精神性の構造化、家= 家族と共有する空間。Universal spaceでは代替不能。
・人類の歴史:非定住民が定住民を襲う歴史という定義に納得。
・建築家の方にはインテリが多い。思想というものを大切にする建築という行為の性質上、当然のことではあるのだが、改めて高貴な香りのする職業人に接するとやはり素敵だなぁと感じてしまう。
■総括<波頭亮先生>
◆総括会を通じて得られた示唆
・これまでの先生方のお話と会のコンセプトがリンクした気がする。より深く理解できた。
・自分の目標、努力に対するやる気を改めて確認できた。
・改めて志し高く働くことの魅力、大切さを感じることができた。
・一貫して努力を継続することの大切さを学んだ。器用貧乏というフレーズにはっとした。波頭さんが信用にたる方だということを再確認した。
・圧倒的な知識、教養不足を痛感。覚悟が自分には足りない。
・高みを目指して欲しいという波頭さんのメッセージを皆で共有できたと思う:「ノブレス・オブリージュ的心持ちを持ちつつ、一番を目指して欲しい。」
・波頭さんのお考えになるノブレス・オブリージュについてよく理解できたと思う。
・組織の利権に巻き込まれない強固な気持ちを持とうと思った。
・まずは自己実現。No.1を目指しつつ、思いっきり成長したい。
・正しいことを見極め、実現していくための方法を考え続けて行きたい。
・社会の第一線に立つ40、50代以上の方々と20代の若者の間に横たわる、圧倒的な目線の高さの差を感じた。まだ若いのだから大丈夫などと悠長なことは言っていられない。
◆今後10年で成したいこと(目標)
・身近なところから同心円を広げるように人を幸せにしていきたい。
・開発の分野で世界に散在する壁を取り除いていきたい。
・日本を世界から尊敬される国にすること。日本人として世界に貢献したい。そのために目標が達成できるような職に就く。
・自分がNo.1になる分野を決めて進む覚悟をもつ。固有名詞で活躍できるような土台をつくる。
・まず3年以内に物理に関した一貫した研究内容を完成させ、物理屋として自分の存在価値を世に問うてみたい。
・日本の経済界でひとかどの人物になる。
・新しいwebサービスを立ち上げ、多くのユーザーを幸せにする。
・世界に誇れる研究成果を発表する。海外で仕事をしたい。
・今後関わることになる仕事の分野で、その仕事の置かれる(様々な)環境をよりよい方向に変えていく。
・まずは自分が幸せと思える状態を作り上げたい。
・今までどうしても無難な選択をしてきた。何か一歩leapし、ずっと好きだったデザインを学びに大学院に戻りたいと考えている。自らデザインブランドを立ち上げたい。
・特定の分野で日本を背負って立つ人間になる。
・ノーベル賞級の仕事を最低一つ、できれば複数個行う。 |